task reject#
Description#
タスクを差し戻します。 ただし作業中状態のタスクに対しては差し戻せません。
annofabcli task reject
コマンドで差し戻したタスクは、画面から差し戻したタスクとは異なり、抜取検査・抜取受入のスキップ判定に影響を及ぼしません。
Examples#
基本的な使い方#
--task_id
に操作対象タスクのtask_idを指定してください。
task1
task2
...
以下のコマンドは、--task_id
に指定したタスクを差し戻します。差し戻したタスクは教師付フェーズになり、担当者は最後の教師付フェーズを担当したユーザになります。
$ annofabcli task reject --project_id prj1 --task_id file://task_id.txt
受入取り消しと差し戻しを同時に行う場合は、--cancel_acceptance
を指定してください。
$ annofabcli task reject --project_id prj1 --task_id file://task_id.txt --cancel_acceptance
差し戻す際に検査コメントを付与する場合は、--comment
を指定してください。
検査コメントの付与する場所は、--comment_data
で指定できます。後述を参照してください。
$ annofabcli task reject --project_id prj1 --task_id file://task_id.txt \
--comment "weather属性を見直してください。"
検査コメントの位置や区間を指定する#
--comment_data
に、検査コメントの位置や区間をJSON形式で指定することができます。
$ annofabcli task reject --project_id prj1 --task_id file://task_id.txt \
--comment "weather属性を見直してください。" \
--comment_data '{"x":10,"y":10,"_type":"Point"}'
--comment_data
に渡す形式は、https://annofab-cli.readthedocs.io/ja/latest/command_reference/inspection_comment/put_simply.html を参照してください。
--comment_data
を指定しない場合は、以下の検査コメントが付与されます。
画像プロジェクト: 点。先頭画像の左上に位置する。
動画プロジェクト: 区間。動画の先頭に位置する。
カスタムプロジェクト(3dpc): 辺が1の立方体。先頭フレームの原点に位置する。
ただし、ビルトインのエディタプラグインを使用していないカスタムプロジェクトの場合は --custom_project_type
が必須です。
$ annofabcli task reject --project_id prj1 --task_id task1 \
--comment "weather属性を見直してください。" \
--custom_project_type 3dpc
差し戻したタスクの担当者を指定する#
差し戻したタスクの担当者は、デフォルトでは最後の教師付フェーズを担当したユーザになります。
担当者を指定する場合は、--assigned_annotator_user_id
に担当させたいユーザのuser_idを指定してください。
$ annofabcli task reject --project_id prj1 --task_id file://tasks.txt \
--assigned_annotator_user_id user1
担当者を割り当てない場合は --not_assign
を指定してください。
$ annofabcli task reject --project_id prj1 --task_id file://tasks.txt \
--not_assign
タスクのフェーズやステータスなどで絞り込む#
--task_query
を指定すると、タスクのフェーズやステータスなどで、操作対象のタスクを絞り込むことができます。
以下のコマンドは、task_id.txt
に記載されているタスクの内、受入フェーズで未着手のタスクを差し戻します。
$ annofabcli task reject --project_id prj1 --task_id file://task_id.txt \
--task_query '{"phase":"acceptance", "status:"not_started"}'
並列処理#
以下のコマンドは、並列数4で実行します。
$ annofabcli task reject --project_id prj1 --task_id file://task.txt \
--parallelism 4 --yes
Usage Details#
タスクを差し戻します。差し戻す際、検査コメントを付与することもできます。作業中状態のタスクに対しては指し戻せません。このコマンドで差し戻したタスクは、画面から差し戻したタスクとは異なり、抜取検査・抜取受入のスキップ判定に影響を及ぼしません。
usage: annofabcli task reject [-h] [--yes] [--endpoint_url ENDPOINT_URL]
[--annofab_user_id ANNOFAB_USER_ID]
[--annofab_password ANNOFAB_PASSWORD]
[--logdir LOGDIR] [--disable_log] [--debug] -p
PROJECT_ID -t TASK_ID [TASK_ID ...] [-c COMMENT]
[--comment_data COMMENT_DATA]
[--custom_project_type {3dpc}]
[--not_assign | --assigned_annotator_user_id ASSIGNED_ANNOTATOR_USER_ID]
[--cancel_acceptance] [-tq TASK_QUERY]
[--parallelism PARALLELISM] [--dryrun]
Named Arguments#
- -p, --project_id
対象のプロジェクトのproject_idを指定します。
- -t, --task_id
対象のタスクのtask_idを指定します。
file://
を先頭に付けると、task_idの一覧が記載されたファイルを指定できます。- -c, --comment
差し戻すときに付与する検査コメントを指定します。検査コメントはタスク内の先頭画像に付与します。付与する位置は
--comment_data
で指定できます。 未指定の場合は、検査コメントを付与せずに差し戻します。- --comment_data
検査コメントの種類や付与する位置をJSON形式で指定します。指定方法は https://annofab-cli.readthedocs.io/ja/latest/command_reference/task/reject.html を参照してください。
file://
を先頭に付けると、JSON形式のファイルを指定できます。 デフォルトの検査コメントの種類と位置は以下の通りです。画像プロジェクト:点。先頭画像の左上
動画プロジェクト:区間。動画の先頭
カスタムプロジェクト(3dpc):辺が1の立方体。原点
- --custom_project_type
Possible choices: 3dpc
[BETA] カスタムプロジェクトの種類を指定します。ビルトインのエディタプラグインを使用していないカスタムプロジェクトに対して、検査コメントの位置を指定しない場合は必須です。
- --not_assign
差し戻したタスクに担当者を割り当てません。指定しない場合は、最後のannotation phaseの担当者が割り当てられます。
- --assigned_annotator_user_id
差し戻したタスクに割り当てるユーザのuser_idを指定します。指定しない場合は、最後の教師付フェーズの担当者が割り当てられます。
- --cancel_acceptance
受入完了状態を取り消して、タスクを差し戻します。
- -tq, --task_query
タスクを絞り込むためのクエリ条件をJSON形式で指定します。
file://
を先頭に付けると、JSON形式のファイルを指定できます。 以下のキーを指定できます。task_id
phase
phase_stage
status
user_id
account_id
no_user
- --parallelism
使用するプロセス数(並列度)を指定してください。指定する場合は必ず
--yes
を指定してください。指定しない場合は、逐次的に処理します。- --dryrun
差し戻しが行われた時の結果を表示しますが、実際はタスクを差し戻しません。
global optional arguments#
- --yes
処理中に現れる問い合わせに対して、常に
yes
と回答します。- --endpoint_url
Annofab WebAPIのエンドポイントを指定します。
Default: "https://annofab.com"
- --annofab_user_id
Annofabにログインする際のユーザーID
- --annofab_password
Annofabにログインする際のパスワード
- --logdir
ログファイルを保存するディレクトリを指定します。
Default: .log
- --disable_log
ログを無効にします。
- --debug
HTTPリクエストの内容やレスポンスのステータスコードなど、デバッグ用のログが出力されます。
オーナロールを持つユーザで実行してください。