Annofabプロジェクトのアノテーションを編集し、他のプロジェクトで利用する#

AnnofabcliではAnnofabプロジェクト内のアノテーションのエクスポート・インポートが可能です。

本ページではこの機能を利用し、既存のAnnofabプロジェクト内のアノテーションを加工し、他のAnnofabプロジェクトで利用するための方法を記載します。

動作環境#

annofabcli v1.48.1

作業手順#

既存のAnnofabプロジェクト内のアノテーションをエクスポートする#

annotation dump コマンドを利用してアノテーションをエクスポートします。

$ annofabcli annotation dump --project_id prj1 --task_id file://task.txt --output_dir dump-dir/

エクスポートしたアノテーションを加工する#

エクスポートされたアノテーションをコマンド・スクリプト等を用いて加工します。

例:アノテーションを読み込み専用にする場合

#!/bin/bash
from_dir=$1
to_dir=$2

mkdir -p "${to_dir}"
for p in $(find "${from_dir}" -name "*.json"); do
    to_path=$(echo "${p}" | sed "s|${from_dir}|${to_dir}|g")
    mkdir -p "$(dirname "${to_path}")"

    # is_protected を true とすることで読み取り専用にする
    jq '.details[].is_protected|=true' -c "${p}" >"${to_path}"
done

アノテーションをインポートする#

アノテーションのインポートはエクスポート元のプロジェクト・新しく作成したプロジェクト、どちらでも利用することができます。

新しく作成したプロジェクトで利用する場合、エクスポート元のプロジェクトと同一のデータ・タスクが存在する必要があります。 project copy コマンドを利用して、エクスポート元のプロジェクトをコピーすることで同一のデータ・タスクのプロジェクトを作成できます。

$ annofabcli project copy --project_id prj1 --dest_title prj2-title  --dest_project_id prj2 --copy_tasks

annotation restore コマンドを利用して、編集したアノテーションをインポートします。

$ annofabcli annotation restore --project_id prj2 --annotation dump-dir/