ローカルのファイルをAnnofabでアノテーションする(ビジネスプラン)

AnnofabはWebサーバを プライベートストレージ として利用することができます。 本ページでは、ローカルにあるファイルをAnnofabでアノテーションするための環境構築方法を記載します。

なお、この手順で利用するAnnofabプロジェクトは、ビジネスプラン の組織に所属している必要があります。

動作環境

  • Webサーバ Caddy v2.4.5

  • annofabcli v1.48.1

本ページではCaddyを利用しましたが、Caddy以外でもプライベートストレージ環境は構築できます。ご利用している環境に合わせて、適切なWebサーバをお使いください。

作業手順

Webサーバ"Caddy"の構築

  1. https://github.com/caddyserver/caddy/releases から実行ファイルをダウンロードして、caddy コマンドをインストールします。

  2. アノテーション対象の画像を用意します。この手順では、以下のディレクトリを利用します。

/tmp/www
    img1.jpg
    img2.jpg
    …
  1. Caddyfile を作成します。

Caddyfile
localhost
root * /tmp/images
file_server browse

header {
    Access-Control-Allow-Origin: https://annofab.com
    Access-Control-Allow-Headers: x-annofab-origin
    Access-Control-Allow-Credentials: true
    Access-Control-Max-Age: 86400
}
  1. Caddyを起動します。

$ caddy -config Caddyfile
  1. https://localhost/img1.jpg にアクセスして、以下を確認します。

    • 画像が表示されている

    • Access-Control 関係のヘッダが付与されている

annofabcliでタスクの作成

  1. 以下のコマンドを実行して、入力データを作成します。

# 入力データの作成
$ annofabcli input_data put --project_id ${PRJ} \
--json '[{"input_data_id":"input1", "input_data_name":"img1", "input_data_path":"https://localhost/img1.jpg"}]'
  1. Annofabの入力データ画面を開いて、入力データが表示されていることを確認します。表示さていない場合は、ブラウザのコンソールでエラーメッセージを確認してください。

  2. 以下のコマンドを実行して、タスクを作成します。

# タスクの作成
$ annofabcli task put --project_id ${PRJ} \
--json '{"task1": ["input1"]}'
  1. アノテーションエディタ画面で作成したタスクを開き、画像が表示されていることを確認します。